主な成分
- 幹細胞の持つ能力を保持したExoSCRT®(エクソスカルト)エクソソーム100億個
- 成長因子10種(Noggin, FGF, SCF, TMB4など)
- 毛髪に最適な成長因子をさらに追加
- 毛髪用ビタミンなど29種(ビオチン、カッパートライペプチドなど)
- 抗炎症miRNA30種(miRNA231、miRNA835、miRNA391、miRNA100など)
HARG®療法がさらにバージョンアップ
より早期に発毛効果を得られる
『高純度エクソソーム製剤』に
日本医療毛髪再生研究会が発足したのは2008年―、当時は男性型脱毛症(AGA)の内服薬としてフィナステリドが承認・販売されて間もない時期で、TVコマーシャルなどで「薄毛は病院で治療する」という認知がされ始めた頃でした。またiPS細胞に代表される「再生治療」が注目され始めたのもこの頃です。
ヒト脂肪幹細胞培養上清液の成長因子というタンパク質を直接頭皮に注入して自身の毛髪を再生し発毛させる『HARG®療法』が開発され、日本医療毛髪再生研究会はHARG®療法に取り組む医師を中心に結成発足いたしました。より効果的な毛髪再生治療をめざして臨床効果の検証や『HARG®療法』を発展させるための研究活動を続けてきました。
2008年~2018年 ヒト脂肪幹細胞培養上清液の使用(AAPE)
2018年~2022年 ヒト脂肪幹細胞培養上清液+エクソソーム配合(AAPE Ver.2)
エクソソームが発毛促進因子であることがわかり、そのエクソソームを含む製剤(AAPE Ver.2)に切り替え、
2022年~ ExoSCRT®(エクソスカルト)技術によるエクソソーム製剤
ヒト脂肪幹細胞培養上清液を特殊ろ過技術によるフィルタリングで徹底的に不純物(細胞培養液試薬・細胞の残渣(かす)・抗生物質・細胞代謝過程の乳酸など)を取り除いてエクソソームのみを抽出した製剤に切り替え、今まで以上の毛髪再生効果を期待し、治療名を『HARG+®(ハーグプラス®)療法』に変更することといたしました。
HARG+®(ハーグプラス®)療法という治療名を使って診療を行えるのは、
日本医療毛髪再生研究会に所属する医療機関だけです。
エクソソームとは、分泌細胞からターゲット細胞にメッセージを伝えるメッセンジャーとして働く“細胞間の伝達物質“で、活発に体内を循環しています。
エクソソームは、例えるなら「サンタクロースが抱えるプレゼントがたくさん入った袋」というイメージです。その内部には、分泌された元となる細胞の核酸(miRNA:マイクロ・アールエヌエー)や成長因子、タンパク質、脂質などが存在するので、下記のような能力を持ちます。
これらの対象となった細胞は再び活性が行われ、本来の働きを取り戻します。
毛髪再生においては、注入された製剤のエクソソームに含まれるmiRNA、成長因子、タンパク質などが、下図のようにさまざまな薄毛要因をブロックし、薄毛の進行を抑制して発毛を促進・持続させます。男女問わず作用が発揮されるのです。
当研究会発足以来、HARG®療法を14年間行い、現在エクソソーム配合製剤でHARG®療法を行っている理事長の吉澤和彦(四谷ローズクリニック院長)は、エクソソーム配合製剤を次のように評価しています。「製剤に含まれているエクソソームの割合が増えると毛髪再生効果が早く出るようになりました。従来の製剤より発毛するまでの期間が短くなることが認められたのです。早く発毛してくれば、生えた毛髪がより長く太く成長し、またその間に発毛する毛量も増えるので薄毛治療に対する満足度は高くなるのです」。
以下の画像は、同程度の薄毛の進行度の症例にエクソソームを含む割合が高い製剤と低い製剤を使用してHARG®療法を施術した場合、同程度の発毛効果が出るまで何回治療を行ったかを示したものです。いずれもエクソソームを含む割合が高い製剤の方が、発毛効果が早く出ていることがおわかりいただけると思います。
男性型脱毛症(AGA)は下図のように進行していきます。軽症の間は気づきにくいですが、進行すると、生え際の透け感(前頭部)、M字の食い込み(額の生え際)、上から映されたモニター画面(頭頂部)などで自覚するようになります。最終形はいずれも前頭部から頭頂部の髪がなくなり側頭部と後頭部の髪だけが残った状態です。現在のところ、HARG®療法で治療可能なのはⅤaまでです。
以下の症例画像は四谷ローズクリニック提供
施術前
施術前
3回施術後
3回施術後
8回施術後
エクソソームの配合が多い製剤での3回施術後と同等の効果が得られるまで、エクソソームの配合が少ない製剤は8回の施術を要しているのがおわかりいただけると思います。
施術前
施術前
3回施術後
4回施術後
8回施術後
エクソソームの配合が多い製剤での4回施術後と同等の効果が得られるまで、エクソソームの配合が少ない製剤は8回の施術を要しているのがおわかりいただけると思います。
施術前
施術前
3回施術後
4回施術後
8回施術後
エクソソームの配合が多い製剤での4回施術後と同等の効果が得られるまで、エクソソームの配合が少ない製剤は8回の施術を要しているのがおわかりいただけると思います。
ヒト脂肪幹細胞培養上清液をさらに特許ろ過技術を用いてフィルタリングし、徹底的に不純物を取り除き、エクソソームのみを抽出した製剤を使用します。 HARG+®(ハーグプラス®)療法は、その高純化エクソソーム製剤( ASCE+)を直接頭皮に注入して、早期に毛髪の再生を促進し、発毛した毛髪の維持を行う治療法で、男性型脱毛症( AGA )、女性のびまん性脱毛症など男女ともに治療することができます。
毛髪は、毛髪が太く長くなる「成長期」、毛乳頭細胞の活動が低下して弾力のない細い毛髪となる「退行期」、毛乳頭細胞が次の毛髪になる準備状態となり生えていた毛髪が脱毛していく「休止期」という、およそ5年のヘアサイクル(毛周期)を繰り返しています。
脱毛症は、成長期が短縮し、退行期、休止期に移行しやすくなるので脱毛が増加します。また休止期が停滞し次の毛髪が生えるまでが長期化するので、地肌が透けてきてしまうのです。
このヘアサイクルは、毛球部分の毛乳頭細胞の働きを促進するサイトカインと抑制するサイトカインなどにより制御されています。
各項目の詳細データはこちらをご覧ください。
HARG+®(ハーグプラス®)療法は、麻酔をしたあと、超極細針で約1mm程度の深さに一定の間隔で少しずつ薬液を注入していきます。また、注射の痛みに対する不安が強い方には、炭酸ガスの圧力で薬液を注入する「エアショット」による施術をお勧めしております。
遺伝や生活環境、治療歴など治療に必要な情報をお聞きしたうえで、あなたの頭髪の状態を詳しく診察し、最適な発毛治療を考えて治療計画を立てます。その上で治療費用のお見積りをいたします。
痛みに弱い方には、歯科医院で使うような麻酔注射でブロック麻酔をします。頭皮全体の「痛い」という感覚が消えますので、施術中の注射針や薬剤による痛みがありません。
細い針を極めて浅く刺入し、薬液を注入します。出血量はごく少量で、麻酔が切れたあとの痛みも基本的に残りません。施術時間は、施術する面積によって異なりますが、15~30分です。
(監修・情報提供:四谷ローズクリニック)
頭皮についた薬液を乾かした後、消毒します。
薬液の浸透を均一にするために、マッサージを5分程度いたします。
ドライヤー等をご用意しておりますので、整髪してからお帰りいただけます。
※なお、上記「治療の流れ」は施設により異なることがあります。治療を受ける医療施設でお聞きください。
薄毛が気になる「あなた」、まずは「薄毛」セルフチェックをやってみましょう!
(四谷ローズクリニック監修・提供)
当研究会は薄毛に悩む患者さんたちと共に歩んできました。
これからもその歩みを止めることなく、薄毛に悩まない人生につながっていくよう前進していきます。
HARG+®(ハーグプラス®)療法を一人でも多くの患者さんに受けていただけるよう臨床実績を積み重ねていきます。
日本医療毛髪再生研究会 理事長
四谷ローズクリニック 院長
吉澤和彦 先生
日本医療毛髪再生研究会 理事長
四谷ローズクリニック 院長
吉澤和彦 先生
日本医療毛髪再生研究会 理事
今泉スキンクリニック 院長
今泉明子 先生
日本医療毛髪再生研究会 理事
今泉スキンクリニック 院長
今泉明子 先生
日本医療毛髪再生研究会 理事
医療法人社団美星会理事長
東京表参道BeLumiクリニック、千葉中央美容形成クリニック
西谷直輝 先生
日本医療毛髪再生研究会 理事
医療法人社団美星会理事長
東京表参道BeLumiクリニック、千葉中央美容形成クリニック
西谷直輝 先生
日本医療毛髪再生研究会 理事
山本メディカルセンター 院長
齋藤真理子 先生
日本医療毛髪再生研究会 理事
山本メディカルセンター 院長
齋藤真理子 先生
HARG®療法やエクソソームによる治療に関する論文はこちらをご覧ください。
HARG+®(ハーグプラス®)療法でヘアサイクルの正常化を促進
幹細胞培養液に含まれている高純度エクソソームを投与したところ、毛髪の成長を促す毛乳頭細胞が最大30%増殖したことを確認いたしました。
退行期を誘発した毛乳頭細胞に高純度エクソソームを投与したところ、最大45%まで毛乳頭細胞の細胞退行を抑制することが確認されました。すなわち成長期が延びて脱毛が減少することになります。
毛乳頭細胞の働きを抑制するサイトカインやヒト脂肪幹細胞培養上清液に含まれ得る炎症性サイトカインを抑制するので、退行期への早期移行を抑制し、休止期を短縮することが確認されました。
これまで、ヒト脂肪幹細胞培養上清液から凍結乾燥されたタンパク質製剤を活用した毛髪再生治療が行われてきましたが、最近の知見ではエクソソーム製剤による治療が注目され、その効果が期待されています。
Journal of Dermatological Science Oct 2007
“Wound healing effect of adipose-derived stem cells: A critical role of secretory factors on human dermal fibroblasts”
Biological Pharmaceutical Bulletin Jan 2008
“Whitening effect of adipose-derived stem cells: A critical role of TGF-β1
Journal of Dermatological Science Feb 2008
“Evidence supporting antioxidant action of adipose-derived stem cells: Protection of human dermal fibroblasts from oxidative stress”
Journal of Dermatological Science Aug 2008
“Antiwrinkle effect of adipose-derived stem-cell: Activation of dermal fibroblast by secretory factors”
DERMATOLOGIC SURGERY Vol 34. N.10 Oct 2008
“Adipose-Derived Stem Cells and Their Secretory Factors as a Promising Therapy for Skin Aging”
Wound Repair and Regeneration Mar 2009
“Hypoxia-enhanced wound-healing function of adipose-derived stem cells: Increase in stem cell proliferation and up-regulation of VEGF and bFGF”
Archives of DermatolResearch Mar 2009
“Protective role of adipose-derived stem cells and their soluble factors in photoaging”
Expert Opinion on Biological Therapy Oct 2009
“The wound-healing and antioxidant effects of adipose-derived stem cells”
Journal of Dermatological Science Dec 2009
“Hair growth promoting effects of adipose tissue-derived stem cells”
Textbook of Aging Skin 2009 Chapter 20 p201-212
“Adipose-derived Stem Cells and their Secretory Factors for Skin Aging”
Biomedical Research Feb 2010
“Hair growth stimulated by conditioned medium of adipose-derived stem cells is enhanced by hypoxia: evidence of increased growth factor secretion.”
Biological Research 31 (1) 27-34, 2010
“Hair growth stimulated by conditioned medium of adipose-derived stem cells is enhanced by hypoxia: evidence of increased growth factor secretion”
2010年雑誌『形成外科』
「脂肪由来幹細胞分泌蛋白を利用した毛髪再生治療」
2012年雑誌『形成外科』第55巻第10号
「幹細胞由来因子の毛髪再生への応用」
Stem Cells Translational Medicine 2013
“Adipose Tissue-Derived MutipotentStromal Cells Have a Higher Immunomodulatory Capacity Than Their Bone Marrow-Derived Counterparts”
Stem Cell Res Ther. 2018 Jul 11;9(1):187. doi: 10.1186/s13287-018-0939-5
Exosomes derived from human adipose tissue-derived mesenchymal stem cells alleviate atopic dermatitis
Cells. 2020 Mar 10;9(3):680. doi: 10.3390/cells9030680.
Exosomes from Human Adipose Tissue-Derived Mesenchymal Stem Cells Promote Epidermal Barrier Repair by Inducing de Novo Synthesis of Ceramides in Atopic Dermatitis
Acta Derm Venereol. 2020 Nov 4;100(18):adv00310. doi: 10.2340/00015555-3666.
Combination Treatment with Human Adipose Tissue Stem Cellderived Exosomes and Fractional CO2 Laser for Acne Scars: A 12-week Prospective, Double-blind, Randomized, Split-face Study
Regul Toxicol Pharmacol. 2020 Aug;115:104686. doi: 10.1016/j.yrtph.2020.104686. Epub 2020 May 22.
Toxicological evaluation of exosomes derived from human adipose tissue derived mesenchymal stem/stromal cells
Cells. 2020 May 7;9(5):1157. doi: 10.3390/cells9051157.
Mesenchymal Stem/Stromal Cell‐Derived exosomes for Immunomodulatory Therapeutics and Skin Regeneration
Cosmetics 7(4):90. DOI:10.3390/cosmetics7040090
Skin Brightening Ecacy of exosomes Derived from Human Adipose Tissue-Derived Stem/Stromal Cells: A Prospective, Split-Face, Randomized Placebo-Controlled Study
Int J Mol Sci. 2020 Jul 5;21(13):4774. doi: 10.3390/ijms21134774.
Reproducible Large-Scale Isolation of exosomes from Adipose Tissue-Derived Mesenchymal Stem/Stromal Cells and Their Application in Acute Kidney Injury
Int J Mol Sci. 2020 Jan 19;21(2):665. doi: 10.3390/ijms21020665.
Advances in Analysis of Biodistribution of exosomes by Molecular Imaging
J Cosmet Dermatol. 2022 Feb;21(2):844-849. doi: 10.1111/jocd.14153.
Exosomes derived from human adipose tissue-derived mesenchymal stem cells for the treatment of dupilumab-related facial redness in patients with atopic dermatitis
薄毛治療も早期発見、早期治療が大切です。今後薄毛で悩まないためにも、医師のカウンセリングを受けて対策を相談しましょう。治療は、早めに始めた方が治療期間も短く費用も安く済むことになります。
男性なら「男性型脱毛症(AGA)」、女性なら「びまん性脱毛症」の可能性があります。いずれにしても病院で治療する病気です。出来るだけ早く、薄毛治療を行っている医師のカウンセリングと診察を受けてください。放置すれば薄毛は進行します。あなたに適した「治療方針」を決めましょう。
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